
納豆を根気よく混ぜること、なんと250回! 空気をたっぷり含ませてつくる「納豆茶漬け」です。温かいごはんにのせてお茶を注げば、コクは残しつつ、口当たりはふんわりまろやかに。食欲のない朝や休日の昼、軽く済ませたい夜にもさらりと食べられる一杯を、納豆料理研究家の夏見奈央子さんに教わりました。
小粒納豆……1パック
温かいごはん……茶碗1杯分(150g)
しょうゆ……小さじ1
温かい煎茶、またはだし汁……150ml
薬味……お好みで
※小粒納豆の代わりに、ひきわり納豆や大徳寺納豆、干し納豆などを使っても楽しめます。

納豆には何も加えず、粘りが強くなるまでしっかりと混ぜます。太めの「納豆箸」と、納豆専用のすり鉢「納豆鉢」を使うと、混ぜやすくなるのでおすすめ。

手のひらで箸をしっかりと握り、立てて持つことで上から力を加えやすくなるので、粘りが出てきた納豆も力強く混ぜられます。反対の手は器をしっかり支えます。

しょうゆを加えたら、さらに150回ほど混ぜます。少し腕が疲れてくるかもしれませんが、ここはもうひと頑張りです。混ぜるほど納豆の粒がペースト状になり、口当たりがよく、お茶にもなじみやすくなります。

箸ですくったときに、もったりとまとまるくらいが混ぜ上がりの合図です。

茶碗に温かいごはんを盛り、先ほど混ぜた納豆をのせます。

温かいお茶、またはお好みの出汁を、器の縁から静かに注ぎます。
極限まで混ぜた納豆がお茶の中でふわりとほどけ、独特の重たさがほどよく抜けるので、ごはんとうまみが一体に。まろやかな口当たりで、さらさらとかき込めます。お好みで刻みねぎやわさび、のり、ごまなどの薬味を添えても。250回混ぜるひと手間も、ひと口食べれば納得。いつもの納豆とは違う、じっくり作って味わいたい一杯です。

夏見 奈央子
納豆料理研究家