大豆を
つくる

「広い畑がないと、大豆は育てられない」と思っていませんか? 実はプランターでも大豆は育てられるんです!
おつまみや豆ごはんにも大人気の「枝豆」と「大豆」は、実は同じ植物。枝豆を収穫せずに、そのまま熟成させると「大豆」になるのです。成長の過程を観察しながら、自分で育てた大豆で料理や味噌づくりに挑戦してみませんか?

大豆はとても生命力が強い植物なので、初心者でも比較的育てやすい野菜です。
時期: 5月〜6月頃が種まきのベストシーズンです。
場所: 日当たりの良いベランダや庭。
用意するもの:
プランター: 深さのある標準的なもの(60cm幅など)。
土: 市販の「野菜用培養土」でOK。
種: ホームセンターなどで売っている「大豆」や「エダマメ」の種。
ポイント
肥料は控えめでOKです! 大豆の根っこには「根粒菌(こんりゅうきん)」という微生物が住み着いていて、空気中の栄養(チッ素)を取り込んでくれます。そのため、肥料をあげすぎると逆に葉っぱばかり茂って実がつかなくなるので注意しましょう。
土に指で深さ2〜3cmくらいの穴をあけ、1箇所に3粒ほど種をまき、土をかぶせて水をたっぷりあげます。株と株の間は15〜20cmくらい空けましょう。
鳥に注意!
ここが一番の重要ポイントです。発芽したばかりの豆は、ハトやカラスの大好物。芽が出た瞬間に食べられてしまうことがあります。 本葉が出るまでの間は、防虫ネットや不織布をかぶせて、鳥から守ってあげましょう。
芽が出て本葉が開いてきたら、元気な1〜2本を残して、他はハサミで切るか抜いてしまいます。これを「間引き」といいます。
本葉が数枚出てきたら、株の根元に土を寄せて盛り上げます。こうすることで、根っこが安定し、風で倒れにくくなります。
背丈が30cmくらいになったら、茎の先端をハサミで切ります(摘心)。こうすると、上へ伸びるのが止まり、横に枝が増えて倒れにくくなり、豆の収穫量も増えると言われています。
夏になると、小さくて可愛らしい花(白や紫)が咲きます。 この時期に水が足りないと、花が落ちて実ができなくなってしまいます。花が咲いてから実が膨らむまでは、土が乾いたらたっぷりと水をあげてください。
夏が過ぎ、サヤが膨らんでくると、美味しい「枝豆」の状態になります。 ビールのおつまみにしたいところですが……大豆にするためには、ここで収穫せずにグッとガマンです!
秋になり、葉っぱが黄色くなって落ち、サヤが茶色くカラカラに乾くまで待ちます。 サヤを振ってみて「カラカラ」と乾いた音がしたら、いよいよ収穫の合図です。

株ごと引き抜いて、雨の当たらない場所でさらに1〜2週間ほど乾燥させます。 しっかりと乾燥したら、サヤから豆を取り出します。 昔ながらの方法では、ビニールシートなどの上で棒を使って叩き、豆を弾き出します(豆たたき)。 プランター栽培なら、手で一つずつ殻をむいて取り出すのも楽しいですよ。
収穫した大豆は、煮豆にしたり、自家製味噌や豆腐作りにチャレンジしたりしてみましょう!