

大豆の


「畑の肉」といわれる大豆は、体に必要なたんぱく質や脂質をたくさん含む栄養価が高い食材です。
日本には馴染み深いけれど、いつから食べられているのでしょう?
大豆の「きほん」をぜひ知ってみてください。


古くから日本人に親しまれてきた大豆製品。挙げればきりがなく、私たちの食生活に欠かせないものばかりです。大豆をそのまま煮て食べるのはもちろんのこと、様々な調理品、加工品に展開されています。


「食材を知ろう:大豆編」(農林水産省)をもとにSOY Mag.編集部が作成

大豆の栄養素
「畑のお肉」と呼ばれる大豆は、良質なタンパク質が豊富なスーパーフード。必須アミノ酸が満点の「ソイプロテイン」の秘密や、美容と健康に嬉しい栄養素をわかりやすく解説します。

大豆は、中国では米、麦、粟、黍(きび)又は稗(ひえ)とともに五穀の一つとして数千年も前から栽培されてきました。日本人と豆の付き合いは長く、弥生時代初期に原産地である中国から朝鮮半島を通じて入ってきたと考えられていいます。
奈良時代に中国との交流が盛んになってから、仏教とともに大豆の加工方法も伝わり、味噌や醤油のもとである穀醤(こくしょう)としても利用され始めました。
豆粒がはるかに大きいそらまめ等があるにもかかわらず「大豆」と呼ばれるのは不思議な気もしますが、当時は単に「豆(まめ)」と言えば大豆のことを指すほど重要視されていたため、「大いなる豆」、「大切な豆」との意味でこのような表記になったと言われています。

「大豆」(公益財団法人 日本豆類協会)をもとにSOY Mag.編集部が作成
日本で広く栽培が始まったのは鎌倉時代以降。
仏教の広まりから「殺生禁止」の風潮が強まると、肉や魚に変わるたんぱく源として大豆を食べるようになりました。日本でも寺院やその周辺で盛んに大豆加工食品が開発されます。豆腐料理、納豆、味噌、醤油、ゆば、豆乳、高野豆腐などなど、現代の私たちが目にする多くの大豆加工食品が生まれ、発展していきます。
また、戦国時代になると、戦(いくさ)の保存食として武将たちが味噌を作るようになりました。江戸時代には味噌や醤油、豆腐などの加工食品が味噌汁などの料理となり、大衆にも広まっていきました。
大正時代にはこれらの大量生産も始まり、日常の食卓に登場するようになったのです。
はるか昔から人々の暮らしに寄り添い、「大切な豆」とリスペクトされてきた食材、大豆。
今晩は、そんな大豆の長い旅路に感謝して「いただきます」と言いたいですね。